papercode(紙紐)について
大橋力さんの椅子に編み込む素材は、ペーパーコードといって
和紙を手で捻り、太い紙紐にしたものです。
紙は元々長いロール状になったものを
少し柔らかく揉み上げて、皺のある状態にします。
北欧など海外の椅子では、草木などを使用しますが
大橋さんは紙紐を使用しています。
撓んだ紙を、さらに捩っていきます。
均等に太すぎず、細すぎず捩じっていきますが
手慣れた様子で、素早く少し太目のしっかりとした
“紐”へと変化していきます。
この作業だけで、数時間かかりますが
私には出来ない根気のいる仕事だと感じました。
事前に組んであった椅子の木型に
編みつけていきます。
座りながらの作業になりますが
大橋さんが座る座椅子も自作です。
写真に見えるスツールは2方向から編みつけていきます
捩じった紙紐を力を入れながら撓まないように
編みつけていきます。
<椅子に紙紐を巻き付けていく作業強い握力が必要な作業です。>
<一つの椅子を制作するのに、想像を超える仕事です>